5月21日(水)ブルカン青春講座開催!

5月は小・中学校の運動会シーズン。昔は秋が定番だった運動会も、熱中症対策の観点から初夏に開催されるようになりました。そんな中でも昔から変わらず受け継がれてきた運動会の行事の1つがソーラン節。そこで、本日の青春講座の冒頭は、運動会本番に向けて練習中の小学生、かつて踊ったことを思い出す中学生や保護者の方々皆で、ソーラン節について意見交換。様々なソーラン節の動画も観て大盛り上がり!

  
本日のテーマは「涙の体育祭」。下川塾長の実体験を披露。下川塾長にとって体育祭といえば「辛くて悔しくて、誰にも話したくない」、「“体育祭”という言葉を見るのも聞くのも嫌になる」くらいの体験でした。
下川塾長の母校、熊本県立玉名高校は、体育祭の応援合戦が全国的に有名で、その光景がTBSで全国放送されるほど。その応援合戦は、全校生徒を3つの組に分けて(下川塾長の時代は4つ)、大きなやぐらで応援団長の指揮に合わせ、様々な人文字を次々に披露するもの。僅かな誤差も見逃さない厳しい練習から生まれたその圧巻の演技は迫力抜群!

高校3年生になった下川塾長は、なんと応援団の団長に推薦されました。やる気満々で声出し練習や演技内容の話し合いを応援団のメンバーと進めていましたが、転機となる日が。塾長が当時お世話になっていた親戚のおじさんから、勉強を優先すべきだと応援団の活動を反対されてしまったのです。団長を辞退した塾長は、信頼する友人に後を託しました。それでも諦めきれず、旗を振る担当になった高校最後の体育祭は、下川塾長の組が見事優勝。その事実が塾長にとっては心から喜べず、逆に悔しくて辛くてたまらない思い出となっていたのです。最後までやり切れなかった事がずっと心残りにもなっていました。

それが、その後何年もたって応援団団長を託した友人に再会し、事態に変化が。彼が団長の経験を機に将来の道を決め、塾長に感謝していたことを知りました。自分がきっかけで1人の人生が変わった事を知り、今までのわだかまりを解決することができました。何年もたって、この思い出はそんな色々な人生のヒントを与えてくれる貴重な体験となりました。今思えば、おじさんとしっかり話し合えば良かったかもしれない、チャンスが繋がっていたかもしれないという事。もう1つの教訓は、たとえ自分が叶えられなかったとしても、他の誰かが幸せになっているという事。「今の自分にはできないかもしれない」と迷うことは誰にでもあること。その時に一生懸命悩んで後悔しない道を探してほしい。そんなメッセージを塾長は伝えました。
ここで「根性の詩」。ブルカン塾が生まれてから46年間歌い継がれてきた「根性の詩」は、塾長の高校生活の中で生まれたもの。まさに今回のテーマ「涙の体育祭」から生まれた「根性の詩」を、いつもとは違った感慨で塾生たちと元気に合唱。

今回のメッセージを胸に、今年も夏がやってきます。毎年それぞれの塾生が成長する夏。卒業生がかつて言った「もっと早くからやっておけばよかった」「皆には後悔しないようにしてほしい」という言葉を再び紹介。それに応えて現塾生も、今年の夏に向けての意気込みを宣言。気持ちを燃え立たせる夏に向かって、最後にぴったりな歌を塾生・講師・保護者の方々が一体となって歌い、今回の青春講座は終了しました。
今年の夏休みも塾生それぞれの夢実現に向かって、ブルカン塾は皆さんと一緒に頑張ります。
よろしくお願いします!